三浦知良（カズ）選手【書籍】dear KAZU 僕を育てた55通の手紙について

こんにちわmicaです。

私は小学校３年生の時から30年以上、三浦知良選手を追いかけ続けているファンです。現在は会社員として働く傍ら、カズ選手の最新情報、これまでの歩み、ユニフォーム等々について掘り下げるブログ「キングカズタイムズ」を日々更新しています。

本日は「【書籍】dear KAZU 僕を育てた55通の手紙」について書かせて頂きたいと思いま。

【書籍】dear KAZU 僕を育てた55通の手紙　とは

こちら、ドン！

【書籍】dear KAZU 僕を育てた55通の手紙とは2014年に出版されたカズ選手の書籍で、カズがこれまでのサッカー人生の中で出会ってきた人のなかでもとりわけその出会いに感謝している55人が、カズに対して手紙を書き、その手紙にまたカズが返信するという形のインタビュー集です。

「心中する」というと、君は「大袈裟な」と笑うかもしれないが、それに近い気持ちも多少あったかもしれない。君はそういう気持ちにさせてくれる選手だった。　
加茂周（元日本代表監督）※抜粋

お互い思うように走れなくなったけど、昔のようにやれていると思っていれば走れるもんだ。いつの日か、「もうできない」と思う日がくるだろう。でも、今はとてもうまくいっているし、自分のフットボールをエンジョイしているよ。カズ、僕は君のフットボールに対する取り組み方をリスペクトしている。再び君にパスを出せるときが来るといいな。
ドワイト・ヨーク（元シドニーFC、元マンチェスター・ユナイテッド）※抜粋

　98年の夏、ワールドカップの本大会のメンバーから落選したとき、カズさんと２人で過ごした時間は、僕のその後の人生の中でも指折りの濃密な時間でした。
　カズさんは、ネガティブなことはひとつも言わず、「俺たちがやってきたことは間違いない、大事なのはこの後だ。」とだけ言っていましたよね。多くの言葉をかわしたわけではないけれど、その言葉が本当にすべてでした。
北澤　豪（元ヴェルディ川崎、元日本代表）※抜粋

上にあるような手紙に対し、カズ選手は、↓のように「親愛なる〇〇へ」という形で返信の手紙を書かれています。

親愛なる加茂さんへ

W杯最終予選。アウェーのカザフスタン戦でロスタイムで同点に追いつかれて、「監督更迭」という事態になったときは、すごく責任を感じた。僕はあんまり「監督のために」ということを口にしたり、態度にだしたりするのは好きじゃないんだけど、加茂さんに対してだけは「加茂さんをW杯につれていく」と心に決めていたから、余計に強く感じた。もっとも加茂さんもプロだし、僕らもプロである以上、誰のせいでもないし、そこにウェットな感情はなかった。一瞬先はわからないのが、この商売だと思っているから。事実、その後、W杯出場は決まったものの、僕自身は本大会のメンバーには選出されずに、フランスにはいけなったしね。
Dear kazu　僕を育てた55通の手紙　from カズ　から抜粋

親愛なるヨークへ

僕がヨークから学んだのは、フットボール、そして人生をエンジョイすること。フットボールを楽しむことで、人生を豊かに過ごす。そんなことを体現していた人だからね。マンUでプレミアの得点王、チャンピオンズリーグ優勝など、すべてと言っていいタイトルを手に入れた選手だけど、無名の国からサッカーの母国に出てきて、当時はものすごいプレッシャーだったと思う。それが今は、いい感じでサッカーを楽しんでいるんだよ。

ヨーク、一緒にプレーできたこと、そして知り合えたことを誇りに思っています。シドニーで僕が点を決めたとき、ヨークは必ず抱きしめてくれたね。あのシーンを思い出すと、いまでも胸が熱くなるし、モチベーションがあがる。W杯で活躍する姿を見ることを本当に楽しみにしています。
Dear kazu　僕を育てた55通の手紙　from カズ　から抜粋

親愛なるキーちゃんへ

キーちゃんといえば、98年のフランスW杯本大会のメンバーから落選したときのことは、やっぱり僕にとっても印象が深い。落ちた事そのものを、いくら考えてもしょうがないから、これから続くサッカー人生のことを考えようということで、気持ちは一致した。あのときミラノの３日ほどいたんだけど、「とりあえずミラノを楽しもう」という感じで、買い物したり、ご飯を食べにいったりして・・・懐かしいよね。

あのとき、キーちゃんがいてくれたことは、僕にとっても本当に有難かった。
Dear kazu　僕を育てた55通の手紙　from カズ　から抜粋

最高！！！声を大にして叫びたい気持ちになります。

上記のように、「手紙」というフォーマットを通して、その当時の気持ちや、プライベートでの出来事をそのまま書いているので、読んでいるこちらにもダイレクトに言葉が響いてきます。

後輩である、キーちゃんこと北澤さんや、ヨーク選手に対しても、リスペクトの気持ちが文章から伝わってきますし、カズ選手の人間性や、ユニークさも手紙から漏れ伝わってきて、カズ選手への熱がさらに、さらに、高まってきます。

実は何度も読み返しているこの本ですが、読むたびに色々、気付きがあるので、また、機会があればブログに書かせて頂きます！

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最後に、、

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