こんにちは micaです。
私は小学校3年生の時から30年以上、三浦知良選手を追いかけ続けているファンです。カズ選手の最新情報、これまでの歩み、ユニフォーム等々について掘り下げるブログ「キングカズタイムズ」を日々更新しています。
本日は「三浦知良(カズ)選手 クロアチア ザグレブ時代」について書かせて頂きたいと思います。
目次
クロアチア・ザグレブ時代 とは
1998年 カズ選手が所属していたヴェルディの経営から読売新聞社が撤退し、クラブの経営状況が急激に悪化。その煽りを受ける形で高額な年俸を受け取っていたカズ選手が戦力外通告されてしまいました。
そんな中、カズ選手にオファーを出したのはクロアチアの強豪ザグレブでした。
この移籍については「ザグレブに大きな影響力を持っていた当時のクロアチア大統領フラニョ・トゥジマンの意向で、ジャパンマネーを狙ったものだ」という報道も当時出ていましたが、真相は不明です。
カズ選手にとっては、ブラジル、イタリアにつぐ3か国目の海外挑戦となりました。
カズ選手はデビュー戦でPKを失敗してしまい(しかしアシストは記録)、その後、悪いサイクルから抜け出せない印象がありました。さらにFWのエゴイスティックな動きを嫌う監督と、シュートを狙いながらリズムを作っていくタイプのカズ選手との間には、なかなか信頼関係が構築されず苦しんでいるような、そんなシーズンでした。
得点がなかなか取れない中、監督との不和だけではなく、チームメイトからもパスが出てこない状況・・・。
珍しくカメラの前でも苛立ちを隠さず、「お前もだろうが!」とチームメイトに言い返す際のクロアチア語を教えてもらう、そんなシーンが↓の動画の中におさめられています。
↑のこのドキュメンタリーは絶対に見てほしい貴重な内容です。カズ選手が現状にもがいている姿に・・こちらも熱くなってしまいます。(自分の現状に重ねたりして、何度も見てしまいます。)
結果、カズ選手は大きな活躍が出来ないまま1年目のシーズンが終了。新しく就任したオズワルド・アルディレス新監督下において戦力外となってしまい、2年契約の1年を残した形で退団という事になってしまいました。
三浦知良(カズ)選手 クロアチア・ザグレブでの出会い
しかし、そんなクロアチア生活の中でもカズ選手にとって大きな学びとなった出会いがあったといいます。
それは、元クロアチア代表のゴラン・ユーリッチ選手との出会いでした。
↓の番組内でもカズ選手 成功の遺伝子として紹介されています!
ユーリッチ選手は一番のベテラン選手でありながらチームいち熱心に練習に取り組み、かつサッカーだけでなく、人生そのものを楽しでいる、その姿勢に感銘を受け、その後のサッカー人生に影響を与えたと語られています。(ユーリッチ選手はその後、Jリーグ横浜マリノスに入団するもわずか3ヵ月9試合で退団。その短期間だけの在籍にも関わらずキャプテンを任されていたという・・。そごい人格者。)
また、カズ選手の書籍「dear KAZU 僕を育てた55通の手紙」の中で、ユーリッチ選手と以下のようなやり取りを交わしています。
カズ、これだけは言わせてくれ。俺は日本に行ってはじめて、カズという名前が何を意味するのか、カズとはいったい何者なのかがわかったんだ。
「ノゴメタージュ(サッカープレイヤー)とは年齢に関係なく常に成長するものだ。低落など存在しない」。誰かがこんな言葉を口にしたことがある。これは事実だよ。ノゴメトの法則じゃないか。カズがその何よりの証拠だ。
dear KAZU 僕を育てた55通の手紙 ユーリッチより
そして、カズ選手からの手紙には以下のように↓↓↓
親愛なるゴッツァ(ユーリッチの愛称)へ
ゴッツァとは、会った瞬間からお互いに波長が合って、本当によく一緒に遊んだ。「同じにおいを感じた」というのは、こういうことを言うのだと思う。いろんなお店にもよく連れていってもらった。彼は、仲間とカフェでサッカーとは関係のない話をしながら、リラックスする時間をすごく大切にしていた。四六時中サッカーのことを考えるのではなくて、ピッチを離れたら、人生を愉しみ、遊ぶことを知っている人だった。その生き方には大きく影響を受けた。
dear KAZU 僕を育てた55通の手紙 from KAZU
「サッカープレイヤーとしてのものの見方、考え方がワンランク上の、より洗練されたものになった」と後にカズ選手が語る程、素晴らしい出会いだったようですね!
「dear KAZU 僕を育てた55通の手紙」について書いた過去記事は以下
そんなザグレブ時代のユニフォームはこちら!
こちらが当時のユニフォーム。これまた渋いですよね。ザ・クロアチア デザイン。
背番号は13番。
背中のネームですが、入団当初(プレシーズンマッチまで)はMIURAの表記で、その後KAZUに変更されました。
私の現在持っているものには、背番号は入っていないのですが、背番号入りのものをそろそろ購入しようかと思っています。
KAZUバージョンを購入するか、MIURAバージョンにするか・・・
大きな悩みどころです。
ただ1つ言えるのは、このユニフォームを眺めているだけで、当時のカズ選手を思い出し、
「またここから這い上がってやるぞ!」
という熱い気持ちにさせてくれるという事です!(すみません、少々熱がこもりました)
この時の苦悩や、出会い、そこからの学びがあったからこそ、現役のノゴメタージュ(サッカープレイヤー)カズ選手がいるんだと改めて、そう思いました。
今日はここまで。カズ選手のザグレブ時代について書かせて頂きました。
今日も読んで頂き、ありがとうございました!それではまた!
素晴らしい記事をありがとうございます。クロアチアでのカズのキャリアを詳しく知ることができとても嬉しいです。
コメントありがとうございます